20代前半とアラサーのセックス
あの時の私にとって、セックスって“愛を確認する行為”だったと思う。だから、男性にされて嫌なこととか一つもなかったし、痛くても我慢ができた。
それがいつからか、前戯よりも挿入が一番気持ちよくなって、オーガズムも覚えて、「これがイイ」と「これはイヤ」と、確固たる価値観で男性のセックスを批評するようになって、「この男と一度でいいからヤりたい」なんてことも思うようになったりして…。自分から積極的にセックスを欲するようになったと思う。
私のセックスって「私流」なの?
セックスが好きになり経験値が増えると、「これが好き」っていう自分なりのやり方が出てきて、それを相手にも実践するようになると思います。
例えば、私の長年のセフレはものすごーく歯を使うのが上手くて(笑)、舌とか肩とか耳たぶの愛撫が、ただベロベロ舐めるだけじゃなく(ベロベロ舐める系の愛撫が気持ち悪くて本当に好きではない)、時折歯を立ててきたりして、その緩急がめっちゃいいんですよ(笑)。で、きっと私も自然に彼のやり方が身についたのかなと思うのですが…。
この間、最近お付き合いしている彼の風邪が私に移ったんです。普段風邪なんてひかない私は、移したでしょ!と彼に詰め寄っていたのですが、その時彼にこんなことを言われたの。
「ゆっちさ、キスするとき舌を歯ではさむようによくするよね。あれじゃあ風邪も移るでしょ(笑)」
彼からしてみたら特に意図のない発言だったのかもしれないけど、私からするとデリカシーのなさに怒り心頭。まるで私のやり方が気持ちよくないみたいな言い方に聞こえたの!「お前のキスより100倍私のほうが上手いし気持ちいいわ!」って言い返したい反面、気持ちいいかよくないかは置いておいて、私のキスの仕方って彼にとっては珍しいものだったんだって思った。
性癖は今までの男の足跡
その時感じたんです。セックスで「これをされるといい」っていう私のやり方やテクニックって、他でもない今までの男性によって形作られてるものなんだなって。
私がいいと思う行為は、他の男性にとっては全く気持ちよくないものかもしれない。性癖って、今まで関係を持った男性と自分の二人にしか通じ合わないものなんだと思う。
こんなことを考えていたら、セックスがイイ男の存在って自分の中で別格だなって…。
お付き合いしている彼と、二人だけの性癖を今後作れる気がしないゆっちなのでした。