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性格ブスは、実はモテ要素!ポジティヴ芸人「ノンスタ井上」から学ぶモテ思考術

根本から性格を変えることは無理です。であれば、マイナスな部分も良く見せた方がいい

NON STYLEの井上裕介

ナルシストキャラとして大人気、お笑いコンビNON STYLEの井上裕介による著書 マイナスからの恋愛革命 – スーパー・ポジティヴ・シンキング Chapter of Love – (ヨシモトブックス)NON STYLEの井上裕介からの引用だ。

自分がモテない理由を性格の悪さに原因があると思っている方は、勘違いで損しているだけかもしれない。おしゃべりだったり、短気だったり、懐疑的だったり。そういった、一見ネガティヴ(=性格ブス)だからこそモテる可能性を秘めている。そのための考え方を本書から学んでいこう。

 

ひと言多いはひと言少ないより断然いい。おしゃべりだからこそ人を動かせる

つい口走った余計な一言で人を傷つけてしまったとき、誰もが落ち込んで口をつぐんでしまうものだ。SNSだと特に、一人から「そんなこと言うなんて」と批判されると、つながっているその他全員からも白い目で見られているような錯覚に陥ってしまう。

けれどその失言は、万人が嫌うような言葉だろうか。何十人かいるフォロワーのうちの一人くらいは、「いいね!」してくれなかっただろうか。

あなたにとっての失言は、誰かにとっての金言かもしれません

著者は語る。もちろん、不快に思って非難してきた相手に謝罪しなくていいわけではない。ただ謝った後で臆病になり、何も言えなくなってしまうのは損なだけ。「不快に思う人がいるかもしれないけど、私はこう思う」「あくまで個人的な意見だが、正直こうだ」と予防線を張りながらでもいい、物事をズバズバ言える人にこそ人は惹かれ、ついてきてくれるものだ。

少なくとも、これだけはハッキリしている。何も発言しない人間や、本心を隠した嘘の同調しかしない人間に興味を持つ人はいない。「何を考えているかわからない、気味が悪い」と敬遠されるだけ。本当は何でも言えるのに、ただ萎縮して黙っている人間には、モテる要素はどこにも生まれないのである。

短気になってしまうのは、それだけ愛が深い証拠

人間すぐ感情的になるのはよくないと言われがちだが、そもそも誰を相手に感情的になっているのだろうか。よほど不快な思いをしない限り、初対面で怒る人は、そうそういない。一方、いつでも会う人に対しては、ちょっと挨拶が遅れたなどどうでもいいことですぐ腹を立ててしまう。それを本書では、愛情を計るためのバロメーターだと述べている。

「怒る」という感情は、相手を好きじゃないと芽生えないものです。

恋愛も同じだ。どうしてあの人の一挙手一投足に腹が立つのかと言えば、それだけ相手を強く意識しているから。愛しい相手にこそ腹を立ててしまうこともあり、恋愛感情なのか嫌悪感なのか、自分でもつい混同してしまいがちだ。

何とも思っていないなら、相手がどんなミスをしでかしたとしても全く無関心でいられるハズ。何で怒ってしまうのか原因を考えれば、ひょっとしたらあなたが相手にぶつけるべきは怒りではないのかもしれない。ただ闇雲に感情を抑えるのではなく、感情の理由が自己分析できれば、本当の意味で冷静になれ、相手へ伝えるべき言葉が見つかるハズである。

 

懐疑的な性格は、自分を成長させてくれるための才能

何事にも疑いを持つことは、そのために貴重なチャンスも逃してしまうと揶揄されがち。しかし実際、チャンスと思って飛びついたらロクでもない不運が待ち受けていることも多い。恋愛なら特にそうで、言い寄ってくる男性すべてに応えていたら全く身がもたない。一度「この人、大丈夫かな」という疑いの目を持つことで、欠陥物件を掴まされるリスクを減らすことができる。しかも、それだけじゃない。

いろんなことを疑ってかかるということは、それだけでより良い未来にしたいからと努力して、一歩成長できる。

懐疑心がよくないと言われるのは、何でも疑って足を引っ込めるだけで進歩がない点だ。しかし考え一つで、疑い深くても進歩ができると本書は教える。できないことはできないこと。それをクヨクヨ悩まずに、できることから始めていく。例えばいきなり告白されて戸惑っても、恋人は無理でも友達から始めるという選択肢だってある。自分なりのペースで物事を進めていけば、いくらでも成長につなげられるのだ。

 

さすがポジティヴな著者だけあって、本書にはどんなマイナスのことでもプラスに変える方法がいくつも掲載されている。自分を変えたい、と思ってその方法論が書かれている本を読んでも、なかなかそこに掲載されている努力を続けるのは難しいもの。本書では考え方一つ変えるだけで、自然と自分に合った努力できるような思考へ導いてくれる。

無理に変えようなんてしなくてもいいのかもしれない。どんな人にも、すでにモテ要素は備わっている。まずはそこに気づくことが大切なのだ。

オモタノ

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