NTTドコモは、長期契約による割引を受けられる一方、途中解約時には違約金を課せられる、いわゆる『2年縛り』について、解約金がかからない期間を2か月に延長したと発表しました。2016年2月に契約が満了するユーザーから対象としています。
従来、自動更新される2年契約を継続するかしないかを決められる期間が1ヶ月しかなく、意図しない契約更新が相次いでいると消費者や総務省などから問題視されてきました。今回の延長により、解約金がかからない期間が2か月に延長されたことで、ユーザーはより余裕をもってるようになりました。
対象は2016年2月以降に定期契約が満了を迎えるユーザーです。2月に満了を迎える場合、3月が解約金がかからない期間ですが、今回の延長により、2016年3月および4月が解約金がかからない期間の対象月となり、ユーザーはより余裕を持って決められるようになりました。
なお2年縛りについては、無料解約月が短いということ以外にも、最初の2年間を縛るのは妥当だが、3年目以降も縛るのはおかしいという指摘もあります。これについてドコモの加藤社長は『(無料解約月を2か月間にする以外にも)引き続き、2年契約の改善・見直しについて鋭意検討している』と回答。今後の見直しにも含みを持たせています。