あたたかい飲み物が美味しくなる季節。
オリジナル漢方ブレンドティーでカラダを内側からあたためましょう。
<今日のカラダが求めるのはどれ?>
においを嗅いだり、かじったりしながら、ピンと来るものをブレンドしてみましょう。
まずはベースのお茶を決めましょう!
発酵度が高いお茶の方が、カラダを温めるとされています。
今日は完全発酵茶である「紅茶」を使います。
紅茶にもたくさんの種類がありますが、ブレンドティーを作る時は渋み成分タンニンが出にくく、味にクセのない茶葉がオススメ!
私はほんのり甘みも感じるこちらの茶葉をよく使用します。
◦スリランカ産ディンブラ
◦和紅茶(日本で栽培生産される紅茶のこと)
では、生薬を選んでオリジナルブレンドを作りましょう!
<選び方のポイント>
◦においを嗅ぐ⇒ ピンと来るもの、気の流れが良くなる感じのものを選ぶ
◦味をみる⇒ 美味しいと感じるもの
◦目的のイメージに近づける⇒ 甘さが欲しい?スッキリがいい?
自分のカラダの反応をみながら選ぶ行程は楽しい!
今日は甘くて香り良いポカポカ漢方茶を目指して5つの生薬をブレンドしてみました。
① 生姜
いわずと知れた温め食材ですが、ここでワンポイント☆
生姜は生ではなく乾燥したものを使いましょう。
乾燥すると熱を作り出すショウガオールという成分が多くなります。
② 桂皮(シナモン)
実は生姜よりもあたため効果があると言われます。
何よりもあの香りが好きな人も多いですよね。
甘みを出してくれるので、ちょっと多めにブレンドすると美味しいお茶になりますよ。
③ 陳皮(ちんぴ)
ご存知「みかんの皮」を乾燥したもの。
柑橘の香りは「気がめぐる」「気の流れをよくする」と言われます。
ストレス性の冷えに◎
みかんの皮を乾燥させれば自家製陳皮も作れますが、もちろん無農薬のみかんを使いましょう。お風呂にいれるとぽかぽかになります。
④ 大棗(タイソウ・なつめ)
カラダをあたため、神経の緊張をゆるめてくれるので、ストレス性の冷えに最適! 甘くて美味しいので、ドライフルーツとしておやつに食べるのもオススメ。
⑤ 枸杞子(クコシ・クコの実)
眼精疲労で有名ですが、見た目の可愛さと甘さプラスを期待してブレンドしてみました。おやつとしてポリポリ食べても美味しいです。
※ 妊娠中、授乳中の女性は避けましょう。
1人分のオリジナル漢方ブレンドティーを淹れましょう。
1.ティーポットに紅茶の茶葉をティースプーン2杯いれます。
2.選んだ生薬をお好みの量加えます。
(最初は少なめでトライし、その後好みにより量を調整していきましょう)
3.お湯を300ml注いで3~5程蒸らします。
タンニン多めの茶葉だと渋くなるので蒸らし時間に注意。
シナモンと大棗の香りが心地よい美味しい漢方茶の出来上がり!
お腹の中からポカポカあたたまります。
<呼び名は違えど、同じ植物>
時にはここにミントなどのハーブを加えることもあります。
実はミントも薄荷という名前の生薬。
生薬、ハーブ。呼び名が違えど、同じ植物。
これからも植物たちの恵みを、様々なカタチで楽しみながら温活に活用していきましょう。
ご紹介した生薬は漢方食材を扱うお店などで手に入ります。