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“リスタート”という考え方もいいんじゃない? “リスタート”という考え方もいいんじゃない?

あー、どうして物事が長続きしないんだろう、私ってダメね。

なんて、思ったことはありませんか?ある調査では、1年の始めに立てた目標の達成率は8パーセントとのことです。100人いてもたった8人しか目標をクリアできなかった、ということです。1年の始めの目標に限らず、何か物事を始めて、極めるまで続けるということはとても難しいことです。特に資格試験のような区切りのないものは、休憩地点やゴール地点を自分で設定すること自体難しいですね。

人生はYの字で出来ている。

まだ、鎌倉で一人暮らしをしていた頃、ぼんやり歩いていた七里ガ浜で見ず知らずの人が教えてくれた言葉です。一瞬一瞬が選択の連続で振り返ると大きく人生を変えていた、そんな経験は誰もがしていると思います。物事に興味を持ち、“始める選択”をしても、後に“続けない”という選択肢も勿論用意されています。そしてYの字の“続けない”という選択をすることも可能なのです。

では、続けない、という選択は“悪”なのでしょうか?

私がカラーコーディネーターのディプロマと色彩検定を取得した時、実はカラーから離れた時期が数年ありました。カラーと繋がっていたいという思いと、プライベートを楽しみたいという思い、その狭間でプライベートの楽しみを選んでしまいました。そして結局、カラーコーディネートの勉強を続けられなかった自分に嫌気がさしました。そんな時、

“リスタートすればいいじゃない?一度休止しても、また始める時は休止したところからだよ。”

そんなアドバイスを受け、心が軽くなりました。確かに人生はYの字で出来ています。その選択の一つ一つがもしかすると回り道になっていて、最後はまたリスタートラインに立つことだってあるかもしれません。回り道だって悪いことばかりではありません。自分の信じていた道から一歩引いて見直すことで、自分の本当の気持ちに気づくこともできます。直線では出会えなかった景色に出会えるかもしれません。

私達は迷いの多い世代です。何か一つ、スペシャルなものを身に付けたい、と色々興味のアンテナを伸ばします。もちろん、興味のアンテナを伸ばすことは賛成ですが、たまには過去に挑戦したことにリスタートかけてみてもいいかもしれません。若かった自分が残した休止地点から、また新しい景色と気持ちが見えてくるかもしれません。

Lealta

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