はじめに
著者は、アメリカに在住して3年目になります。最初のころは、文化やマナーの違いに戸惑うことばかりでした。今回は、著者の経験をもとにアメリカのマナーについてご紹介します。
アメリカのマナー
チップの国アメリカ
皆さんもご存知と思いますが、アメリカはチップの習慣があります。レストラン、ホテル、タクシーや美容室などサービスには、チップを支払うのがルールです。
日本人の感覚からするとそれが、その人の仕事なので当たり前と思い勝ちですが、サービス=有料とう考えがアメリカ流です。レストランもウェイトレスが食事を運んでくれたり、水を汲んでくれたりするのは、サービスの一種に入ります。
また、タクシーもサービスになります。ただ行き先に連れていってもらっただけで、どうしてそれがサービスになるのか、日本の感覚では、不思議ですが、アメリカではチップ払わないと失礼になるので、きちんと払いましょう。
- ホテル(ベットメイキング、ルームサービス、荷物を運んでもらう)$1~
- タクシー 10%~15%
- レストラン、美容室 15%~20%
- バー ドリンク1杯オーダーごとに$1
上記は目安です。参考にしてください。
建物の中は禁煙
アメリカは洲ごとに規制が異なりますが、ほぼ、どこの洲も建物内全てが禁煙です。大都市ほど、厳しく取り締まっていて、レストラン、バーやホテルでも建物内でタバコを吸える場所はありません。
また、ホテルなどで1本くらい大丈夫だろうと、タバコを吸ってしまうと火災探知機がなってしまい、罰金を支払わなくてはいけない場合もあるので、しっかり守りましょう。
公の場で宗教や人種の話題は避ける
アメリカは、色々な国から移民も多く、世界中の人々が共存している国です。特にニューヨーク、ロサンゼルス、また著者の住むサンフランシスコなど、大きな都市ほど、移民も多いです。
宗教の信仰も人それぞれです。また、人種もさまざまです。宗教や人種の話題は、とてもデリケートでトラブルの元になりかねません。公の場では避けましょう。
マナーを守るコツ
マナーを守るために、海外に行く際は、事前に行く先のマナーを学習してしっかり頭に入れておくのが大切です。
マナーを守るコツは、マナーを受け入れることです。例えば、海外のチップ制度など日本の風習からすると、「どうして払わなくてはいけないの?」と思ってしまいますが、それを言ってしまうと、キリがありません。
受け入れて、日本と違うしきたりを楽しむようにしてください。
また、難しい人種の話題なども、「色々な人がいるな」と素直に受け入れることが大切です。変に、偏見をもってしまうと、相手に対して失礼にあたり、それこそマナー違反です。
どう行動するべきか?
もし、マナーがわからない場合は、素直に現地の人に聞いても大丈夫だと思います。違う国からきたので、分からないのは当然です。
また、相手の国を尊重した行動を心がけるのが大切です。
注意点
アメリカでは、自分の意見を求められます。また、分かっていないのにそのまま質問をしないと、相手は、分かっているものと理解して話をどんどんすすめていきます。
これは、マナーではありませんが、アメリカ人からすると、日本人の分からないときに笑ったり、ニヤニヤする態度はとても不思議がられます。分からないときや質問があるときは、しっかり相手に伝えることが大切です。
おわりに
国が違えばマナーも違います。
ぜひ、アメリカに訪問の際は、参考にしてください。